太陽光発電システムに蓄電池を後付けするベストタイミングと2つの方法


太陽光発電システムは、発電した電気を自宅で使用できるだけでなく、余剰電力を売電できる点が特徴です。一方で、発電は天候や時間帯に左右されるため、発電できない夜間は電力会社から電気を購入する必要があります。

こうした課題を補う手段として注目されているのが、蓄電池の後付けです。蓄電池を導入すれば、昼間に発電した電気をためて夜間に使用できるようになり、自家消費率の向上や電気代削減、停電対策にもつながります。

ただし、導入の際には適切なタイミングや設置方法を理解しておくことが重要です。そこで今回は、太陽光発電システムに蓄電池を後付けするベストなタイミングや具体的な方法、それぞれのメリット・デメリット、選び方のポイントまで詳しく解説します。

目次

1. 太陽光発電システムに蓄電池は後付けできる?

蓄電池は、必ずしも太陽光発電システムと同時に導入・設置しなければならない設備ではありません。たとえ太陽光発電システムのみを設置している住宅であっても、あとから蓄電池を追加することは十分可能です。

実際に、新築時や設置当初は太陽光発電システムのみを導入し、電気代の見直しやFIT期間の終了などをきっかけに蓄電池を後付けする家庭も増えています。また、将来的な導入を見据えて、あえて蓄電池を後付けする前提で太陽光発電のみを設置するケースも少なくありません。

このように、蓄電池の後付けは特別なケースではなく、必要に応じて選択できる一般的な方法の1つとなっています。

2. 太陽光発電システムに蓄電池を後付けするベストなタイミング

太陽光発電システムに蓄電池を後付けするベストなタイミングは、各家庭の状況によって異なりますが、主に「設備面」「制度面」「ライフスタイルの変化」の3つの視点から判断することが重要です。例えば、既存設備の更新時期や売電制度の区切り、電気の使い方の変化などは、蓄電池の必要性や導入効果に大きく影響します。

特に、蓄電池は導入するタイミングによって経済的メリットや運用効率が変わるため、単に設置できるかどうかだけでなく、「いつ導入するのが最も合理的か」を見極めることが重要です。

ここからは、太陽光発電システムに蓄電池を後付けする代表的な4つのタイミングを、それぞれ理由とともに解説します。

2-1. 太陽光発電パネルのパワコンの保証期間が終了するとき

太陽光発電パネル用のパワーコンディショナ(パワコン)の保証期間が終了するタイミングは、蓄電池の後付けを検討する現実的な時期の1つです。

一般的に、パワコンの保証期間は10~15年程度とされており、この時期を過ぎると故障リスクが高まり、交換や更新を検討する必要が出てきます。

パワコンの保証期間が終了するタイミングで蓄電池を導入する場合、蓄電池と太陽光発電を一体的に制御できるハイブリッド型パワコンへの交換を同時に行うことが可能です。

別々に交換するよりも工事の重複を避けられるため、結果的に費用や手間の削減につながるメリットがあります。

また、既存のパワコンを交換せずに蓄電池用のパワコンを追加する方法もありますが、設備が増えることで設置スペースや将来的な交換コストの負担が増える可能性があります。

そのため、パワコンの更新時期は、蓄電池導入のタイミングとして合理的な節目と言えるでしょう。

2-2. FIT期間が終了(卒FIT)するとき

FIT制度を利用している家庭では、FIT期間の終了、いわゆる「卒FIT」のタイミングが、蓄電池導入の大きな判断ポイントとなります。FIT期間中は比較的高い単価で売電できるため、発電した電気を売ることで収益を得やすい状況にあります。

しかし、FIT期間が終了すると売電価格は大きく下がるため、売電によるメリットは小さくなります。その結果、「売電中心」から「自家消費中心」へと運用方針を見直す家庭が増え、このタイミングで蓄電池を導入することで、発電した電気を効率よく活用できるようになります。

ただし、FIT制度の認定時期によって考え方が異なる点には注意が必要です。結論から述べると、2019年度以降のFIT制度で運用している場合は、卒FITを待たずに蓄電池の後付けを検討することも有効な選択肢となります。

2018年度以前のFIT制度では、蓄電池を導入してダブル発電を行うと売電単価が下がる仕組みがあったため、蓄電池の導入による売電収入への影響を慎重に検討する必要がありました。

しかし、2019年度以降のFIT制度では、このようなダブル発電による不利な条件は解消されています。そのため、FIT期間中であっても蓄電池を導入することで、売電と自家消費をバランス良く組み合わせた効率的な運用が可能となり、多くの場合で経済的メリットが期待できます。

2-3. 夜間の電力使用が増えたとき

蓄電池の導入タイミングは、設備や制度だけでなく、ライフスタイルの変化も重要な判断材料となります。

例えば、以前は育児などで日中に在宅している時間が長く、昼間の電力使用が多かった家庭では、太陽光発電のみでも発電した電気をそのまま消費できるため、電気代削減効果を得やすい状況でした。

しかし、子どもの成長や共働きへの移行などによって、電力使用の中心となる時間帯が昼間から夕方~夜間へと変化すると、昼間に発電した電気を十分に使い切れず、電力会社から電気を購入する量が増える傾向にあります。

この場合、昼間に発電した電気を蓄電池に貯めて夜間に使用することで、自家消費率を高め、電気代の削減につなげることが可能です。「電力使用の時間帯が変わったことによって、月々の電気代が高くなった」と感じたときは、蓄電池の導入を検討する1つの目安と言えるでしょう。

2-4. 補助金の公募が活性化しているとき

蓄電池の導入には一定の初期費用がかかるため、補助金制度を活用できるタイミングも後付けを検討する好機の1つです。

蓄電池に関する補助金は、国や自治体が再生可能エネルギーの普及促進を目的として実施しており、公募が活発な時期には導入費用の一部が補助されることがあります。補助金を利用できれば、自己負担額を抑えながら蓄電池を導入できるため、費用対効果を高めることが可能です。

また、補助金制度は年度ごとに内容や金額が変わるほか、予算の上限に達すると早期に受付が終了する場合もあります。そのため、補助金の募集が開始されたタイミングは、蓄電池導入を具体的に検討する良い機会となります。

このように、補助金を活用できる時期を逃さず検討することで、より有利な条件で蓄電池を後付けできる可能性があります。

3. 【注意】蓄電池を後付けする際は専用のパワコンが必要!

作られた電気の流れを変換したり蓄電したりするために、発電システムと接続するのがパワコンです。太陽光発電にもパワコンを活用しますが、蓄電池のためのパワコンも必要となります。

役割・用途
太陽光発電のパワコン直流電流を交流電流に変換する
蓄電池のパワコン返還された交流電流を、蓄電のために再度直流電流へ変換する

上記の通り、一般的には発電・蓄電それぞれに適応するパワコンが必要である点を理解しておきましょう。近年は、2つの役割を1つのパワコンに任せられるハイブリッド型も登場しています。どちらのタイプを選択するか、特徴を把握した上で決めると安心です。

4. 稼動中の太陽光発電に蓄電池を後付けする2通りの方法

すでに太陽光発電が稼働している住宅の場合、このパワコンの構成方法によって、蓄電池の後付け方法は大きく2つに分けられます。

1つは「既存の太陽光発電用パワコンをそのまま使用し、蓄電池専用の単機能型パワコンを追加する方法」、そしてもう1つは「太陽光発電と蓄電池の両方を1台で制御できるハイブリッド型パワコンに交換する方法」です。

それぞれ特徴が異なるため、既存設備の状態や設置スペース、導入コストなどを踏まえて適した方法を選ぶことが重要です。ここからは、各方法について詳しく紹介します。

4-1. 蓄電池専用の単機能型パワコンを設置する

単機能型パワコンとは、蓄電池専用のパワコンを指します。

既存の太陽光発電用パワコンはそのまま活用し、新たに蓄電池専用のパワコンを追加することで、蓄電池の導入が可能になります。すでに設置されている太陽光発電用パワコンが問題なく稼働している場合、この方法が採用されるケースが多く見られます。

蓄電池専用の単機能型パワコンの設置であれば、既存設備を活かせるため、太陽光発電用パワコンの撤去や交換にかかる費用を抑えられる点がメリットです。また、蓄電池の性能や容量に応じて専用のパワコンを選択できるため、蓄電池の機能を重視したい場合にも適しています。

ただし、単機能パワコンのサイズが大きいほどスペースを圧迫しやすい点には注意が必要です。

4-2. 蓄電池と太陽光を兼用させるハイブリッド型パワコンを設置する

ハイブリッド型パワコンとは、太陽光発電システムと蓄電池の両方の電力変換機能を1台にまとめたタイプのパワコンです。

既存の太陽光発電用パワコンを取り外し、その代わりにハイブリッド型パワコンを設置することで、発電から蓄電、放電までを一括で制御できるようになります。

機器を1台に集約できるため、省スペースで設置できる点が大きな特徴です。また、電力変換の工程が少なくなるため、電気の変換時に発生するロスを抑えやすく、効率的に電力を活用しやすいというメリットもあります。

特に、既存の太陽光発電用パワコンの保証が切れている場合や、交換時期が近づいている場合は、ハイブリッド型への切り替えを検討しやすいタイミングと言えます。

ただし、機器の交換が必要になるため、単機能型を追加する場合に比べて導入費用が高くなる傾向があります。

5. 「蓄電池+単機能型パワコン」を後付けするメリット

蓄電池を後付けする方法のうち、単機能型パワコンを採用する方式には、既存の太陽光発電システムを活かしながら導入できる点など、いくつかのメリットがあります。

特に、設備の独立性や導入コストの面で利点があり、現在のパワコンをそのまま使用したい場合や、費用を抑えながら蓄電池を導入したい場合に適した方法です。

ここからは、「蓄電池+単機能型パワコン」を後付けする主なメリットについて解説します。

5-1. パワコンのトラブルが干渉し合わない

発電と蓄電の役割が分かれたパワコンなら、故障時にお互いが干渉し合うことはありません。太陽光発電システム側の故障が起因となり発電用パワコンにまで不備が発生した場合でも、別のパワコンでコントロールされている蓄電池は引き続き稼働します。

システムの連携による影響がないため、トラブルに対応しやすい仕組みと言えるでしょう。

5-2. ハイブリッド型よりも安価

蓄電に特化した単機能型パワコンは、ハイブリッド型に比べて安価な傾向にあります。具体的な価格はスペックやメーカーによって異なりますが、導入コスト削減を求めるのであれば単機能型がおすすめです。

「大容量の蓄電池を設置したいが、費用が心配」という場合、単機能型に絞ることで負担を軽減できるでしょう。蓄電の能力にこだわる方にも適しています。

5-3. 太陽光発電システムに左右されにくい

蓄電池に希望のメーカーがある場合、発電用と蓄電用それぞれに反映が可能です。組み合わせが限定される可能性はあるものの、1つに絞られるハイブリッド型に比べると自由度は高いと言えます。

メーカーにこだわりたい方だけでなく、「複数の機器を試してみたい」といった要望も叶えられるでしょう。さまざまなメーカーが展開している蓄電池を比較することができます。

6. 「蓄電池+単機能型パワコン」を後付けするデメリット

蓄電池と単機能型パワコンを組み合わせて後付けする方法は、既存の太陽光発電システムを活かせる点などがメリットですが、一方で注意しておきたいデメリットもあります。

特に、電力変換の仕組みや設置環境、将来的な維持管理費用などは、導入前に十分理解しておくことが重要です。ここからは、代表的な3つのデメリットについて解説します。

6-1. 電力の損失量が大きくなりやすい

単機能型パワコンを採用する場合、電力の変換回数が増えるため、電力ロスが大きくなりやすい点がデメリットです。

家庭用蓄電池は直流の電気を蓄える仕組みであるのに対し、太陽光発電でつくられた電気は、いったん太陽光発電用パワコンによって交流へ変換され、家庭内で使用できる状態になります。その電気をさらに蓄電池へためる際には、蓄電池用パワコンによって再び直流へ変換する必要があります。

このように、蓄電までの過程で「直流→交流→直流」と複数回の変換が行われることで、その都度エネルギーの一部が失われます。したがって、ハイブリッド型パワコンを使用する場合と比べて、電気を効率良く活用しにくくなる点に注意が必要です。

6-2. 設置スペースの確保が必要となる

単機能型で後付けする場合は、設置する機器の数が多くなるため、十分なスペースを確保しなければなりません。

すでに設置されている太陽光発電用パワコンに加え、蓄電池本体と蓄電池用パワコンを新たに設置する必要があり、少なくとも3つの機器を配置することになります。特に、蓄電池用パワコンは屋外に設置されるケースが多く、住宅の外壁周辺にまとまった設置場所が求められます。

また、蓄電池関連の機器は住宅の側面や裏側など目立ちにくい場所に設置されることが一般的ですが、こうした場所はスペースに余裕がないことも少なくありません。

設置環境によっては通気性が確保しにくくなったり、点検やメンテナンスが行いにくくなったりする可能性もあるため、事前に設置場所を十分検討することが重要です。

6-3. 太陽光用と蓄電池用のパワコンそれぞれに修理・交換コストがかかる

単機能型蓄電池は、太陽光発電用と蓄電池用のパワコンを別々に設置しなければならず、それぞれに修理や交換の費用が発生します。

特に、太陽光発電システムを設置してから年数が経過している場合は、既存のパワコンの劣化が進んでいることも考えられます。その状態で蓄電池を後付けすると、導入後まもなく太陽光発電用パワコンの修理や交換が必要になるケースもあります。

このように、機器ごとに維持管理が必要になる点は、長期的なコストを考えるうえでの注意点と言えるでしょう。設備の使用年数や今後の運用期間も踏まえ、どの方式が適しているかを検討することが大切です。

7. 「蓄電池+ハイブリッド型パワコン」を後付けするメリット

設置スペースがコンパクトにまとまりやすく、効率性を高めやすいのがハイブリッド型パワコンの魅力です。地震や台風による停電時も、安定性を確保できるでしょう。汎用性が高く、利用者の希望を反映しやすいシステムもメリットです。

しかし、その一方で単機能型と同様にいくつかのデメリットもあります。損な結果を招かないよう、ハイブリッド型蓄電池を後付けすることのメリット・デメリットをしっかり把握しておきましょう。

まずは、蓄電池+ハイブリッド型パワコンを後付けする主なメリットについて解説します。

7-1. 停電時の蓄電能力が高い

蓄電効率の差は、普段の生活より非常時に発揮されます。自立運転に切り替えられたハイブリッド型パワコンの場合、単機能型パワコンに比べて十分な効率性を実感できるでしょう。太陽光発電システムと連携しやすく、蓄電池に送る電気量も増幅しやすいためです。

停電になると太陽光発電専用のパワコンの場合、自立運転のため発電量を圧縮します。その結果、自家消費分よりも多く発電していたとしても蓄電池に回す電力がないという状況になるでしょう。しかし、ハイブリット型蓄電池であれば同一パワコン内で連携できるため、圧縮されることなく蓄電が可能です。

このようなメリットは、万が一の事態に備えるためにも魅力的な要素と言えます。災害時の対策を目的に導入を検討する場合、蓄電池+ハイブリッド型パワコンのほうが向いていると考えて良いでしょう。単機能型でも稼働そのものは可能ですが、効率の観点から比較すると差を感じる可能性があります。

7-2. 充電時の変換ロスが小さい

連携運転で稼働する平常時も、効率面でのメリットを体感できます。1つの機器で電気を送ったり蓄えたりすることで、電流の変換におけるロスを縮小しやすいためです。

通常、直流電流から交流電流に、交流電流から直流電流に変換する際は、4~8%ほどの電力が無駄になります。しかしハイブリッド型蓄電池の場合、機種によっては直流のまま蓄電池に送ることも可能です。

「つくられた電気を少しでも多く消費したい」と考える方にとって、ハイブリッド型はメリットの大きい選択肢と言えるでしょう。

7-3. 目的とニーズに合わせた設定ができる

2つのシステムが一体化したハイブリッド型パワコンでは、利用者の目的とニーズに合わせて使用状況を設定できます。

目的設定
災害に備えて蓄電を重視したい蓄電池の残量を多めに設定する
自家発電で買電量を減らしたい蓄電よりも自家消費を優先する

上記は代表的な例ですが、蓄電の上限や電力利用の優先順位といった内容の設定が可能です。具体的な調整内容は機種によって異なるため、目的が明確な方は機能の詳細もチェックしてみましょう。

8. 「蓄電池+ハイブリッド型パワコン」を後付けするデメリット

ハイブリッド型パワコンは、太陽光発電と蓄電池の機能を1台でまとめて制御できるため、変換ロスの低減や設置機器の集約といったメリットがあります。

しかし、既存の太陽光発電システムに後付けする場合は、コストや保証、機器の適合性などの面で注意すべき点もあります。

ここからは、蓄電池+ハイブリッド型パワコンを後付けする主な3つのデメリットについて解説します。

8-1. 単機能型パワコンに比べて導入コストが高い

ハイブリッド型パワコンは複数の機能を兼ね備えた高性能な機器であるため、単機能型パワコンと比べて導入費用が高くなる傾向があります。

また、既存の太陽光発電用パワコンを取り外し、新たにハイブリッド型へ交換する必要があるケースも多く、その分の機器代や工事費が追加で発生します。

すでに使用できるパワコンがある場合でも交換が前提となるため、単機能型を追加設置する方法と比べて初期費用がかさみやすい点はデメリットと言えるでしょう。

そのため、できるだけ導入コストを抑えたい場合や、既存の設備をそのまま活用したい場合は、慎重な検討が必要です。

8-2. メーカーによっては太陽光発電システムの保証から外れる可能性がある

ハイブリッド型パワコンへ交換する際は、既存の太陽光発電システムの保証内容にも注意が必要です。

太陽光発電システムは、パネル・パワコン・周辺機器を含めてメーカー保証が設定されていることが一般的ですが、他社製のハイブリッド型パワコンへ変更した場合、保証の対象外となる可能性があります。

特に、保証期間中のパワコンを取り外してしまうと、本来受けられるはずだった修理や交換の保証が無効になるケースもあるため注意が必要です。

後付けの際は、現在の保証期間や保証条件を事前に確認したうえで、保証への影響を踏まえて導入方法を検討することが重要です。

8-3. 太陽光発電システムとの相性を確認する必要がある

ハイブリッド型パワコンはすべての太陽光発電システムと自由に組み合わせられるわけではなく、機器同士の適合性を確認する必要があります。

太陽光パネルの仕様や発電容量、配線方式などによっては、対応していないハイブリッド型パワコンもあります。また、組み合わせによっては本来の性能を十分に発揮できない可能性もあります。

そのため、後付けを検討する際は、現在設置されている太陽光発電設備の仕様を正確に把握し、対応可能な機種を選定することが不可欠です。専門業者による現地調査やシステム確認を行い、問題なく運用できる構成かどうかを事前に確認しておくと安心です。

9. 後付けする蓄電池の選び方

後付けする蓄電池を選ぶ際は、特定のメーカーや機能だけに注目するのではなく、複数の要素を踏まえて総合的に判断することが重要です。

蓄電池の使い勝手や導入後の満足度は、予算や容量、タイプなどの条件によって大きく変わるため、あらかじめ目的や優先順位を整理したうえで検討しましょう。

●予算
まずは、導入にかけられる予算を明確にすることが大切です。蓄電池は容量や性能によって価格差が大きく、設置工事費も含めると負担は小さくありません。補助金の活用も視野に入れながら、無理のない範囲で選定することが重要です。

●蓄電池の容量
蓄電容量は、家庭の電力使用量や導入目的に合わせて選びます。停電対策を重視する場合は余裕のある容量が望ましく、電気代削減が目的であれば日常的な使用量を基準に検討すると良いでしょう。

●蓄電池のタイプ
蓄電池には、単機能型・ハイブリッド型といったパワコンの違いに加え、停電時に家全体へ電力を供給できる「全負荷型」と、特定の回路のみに供給する「特定負荷型」があります。既存の太陽光発電システムとの組み合わせや、停電時に使いたい機器の範囲を踏まえて選ぶことが重要です。

FIT制度や補助金のタイミングを見極めることも大切ですが、後付けの場合は既存設備との適合性も重要なポイントとなります。設置後に後悔しないためにも、現在の設備状況や利用目的に合った製品を慎重に選びましょう。

10. 蓄電池を後付けする場合に必要な手続き

蓄電池を導入する時期によっては、特定の手続きが必要になるケースもあります。特にFIT制度の適用有無は重要なため、以下の表を参考に時期と手続き内容を把握しておきましょう。

時期主な手続き内容必要書類
FIT制度の適用期間中FIT制度の「自家発電設備等の変更」を申請・申請書
・配線図 など
FIT制度の適用終了後「事前変更届出」を提出・該当の届出書 など
蓄電池の設置前補助金の申請制度により異なる

FIT制度・補助金ともに、複雑な手続きは販売会社などがサポートしてくれることもあります。具体的な内容は依頼先と状況によって異なるため、不安な方は購入を決める前に相談するのがおすすめです。

FIT制度関連で用いる配線図は、専門的な知識を必要とします。インターネットなどでも情報収集は可能ですが、時間や手間を軽減するためにも信頼できる会社にアドバイスを求めてみましょう。

手続きの遅れが契約内容に影響する可能性もあるため、早い段階からの実行が大切です。

11. 蓄電池の後付けで失敗しないために

希望通りの満足な結果に導くためには、入念な販売会社の選定も重要と言えます。蓄電池の能力や価格の安さに注目し過ぎると、「導入は失敗だったかもしれない……」といった結果になるかもしれません。

失敗を避けるために、実績と知識、品ぞろえなどが豊富で緻密なシミュレーションと具体的な説明を行ってくれる販売会社を探すのが重要です。

相談先が決まらず悩んでいる方は、リベラルソリューションにお任せください。さまざまな蓄電池を展開し、条件に合った機器やプランをご提案します。

まとめ

蓄電池は、普段の生活から災害時まで幅広く活用できる点がメリットです。太陽光発電システムと組み合わせることで、さらなる効果増大が期待できます。蓄電池の種類を理解し、環境や好みに適した機器を選びましょう。

また、蓄電池を選ぶ際は、1つの条件にこだわらず幅広い視点から見極める意識も大切です。豊富な実績をもつリベラルソリューションは、選択肢の豊富な商品ラインアップを強みとしています。アフターサービスの充実化にも注力しているため、ぜひこの機会に一度ご相談ください。

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